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三島の谷田木材さんに頼んでいたカウンター作りが始まったと聞いて行ってきました。
木材は楠(くすのき)です。
別名 楠とも書き、樟脳の香りが防虫対策にも使われるほどの匂いの強い木材です。飛鳥時代には仏像にも使われました。
この木に関しては自分なりに思い入れがありました。
20代に映画をやっていた頃に参加した「南方熊楠KUMAGUSU」では楠が縁の深いディテールになっており、和歌山や四国でクスノキの大木や原生林をバックに町田町蔵さん演じる熊楠が歩いていくシーンを撮影をしたのが、今となっては懐かしい思い出です。
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また三島の浅間神社や熱海の来宮神社では、楠の大木がご神木となっており、事あるごとにお参りをさせてもらっていました。
今回、建築の予算の都合でカウンターは集成材で良いや、と思っていましたが、たまたま伺った谷田木材の社長に
「植村さん!ちゃんと店やるなら無垢の一枚板でやりなよ、安くしてあげっから!」
との言葉にうっかり乗ってしまいました。
実際には安いのか、高いのか素人では良く分かりませんが
立派な物が出来たので、今は満足しています。
社長はじめ、製作していただいた若い職人さん達、ありがとうございました。
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